クラリネットアンサンブル・エニグムのメンバーによるブログです。


by enigme

古楽器

2/12東北学院大学でのレクチャーコンサート「時代の音」というのに行って参りました。
http://www.tohoku-gakuin.ac.jp/period/concert_03/
鈴木秀美氏の案内で、作曲時代のオリジナル楽器を用いたアンサンブルコンサート

クラリネット奏者には、ロレンツォ・コッポラ氏Lorenzo Coppla
の素晴らしい演奏。
ベートーヴェン七重奏曲
シューベルト八重奏曲
終演後舞台上にシューベルトの第四楽章バリエーションで使用されたC管が残されていたので、それを取りに来るコッポラ氏を待ち伏せして、暫しクラリネット談議をお互い片言のドイツ語で。(コッポラ氏はイタリア人)

シューベルトの第六楽章の難しいパッセージがあまりに鮮やかで、氏を賛辞したところオリジナル楽器だとあまり難しくなく、むしろ第四楽章でAs-durのバリエーションが凄く難しいとの事でした。
ついでにシューベルトのグレート交響曲での使用楽器を質問したら、1.3.4楽章をC管 2楽章をA管で演奏するとの事。(一般的には1.3.4がB管 2がA管, 私は1.3がB管 2がA管 4がC管 )
また、モダン楽器は最近はもう吹かないとも仰ってました。
理由は、モダン楽器だとリードが3〜4番だが、古楽器だと1番!だから吹き分けが辛いとの事。
道理でppがあれだけ美しい訳だと納得。でもf.ffも美しいかったけど、、、。
18世紀のキー少ない楽器(もちろんレプリカではありますが)
複雑な指づかいで音楽を奏でます。
ベートーヴェンのB管は5鍵、シューベルトのB管は10鍵、C管は6鍵を使用。
運指によって音色が複雑に変化するのがCD等で聴くよりハッキリ分かって、その陰影にホント魅了されました。
現代の楽器は全ての音を均一にそしてより大音量にする技術の集約である事を認識し、その結果失われた魅了があったんですね。
日比野
[PR]
by enigme | 2010-02-15 02:27 | クラリネット